1945年度の予科入試
官立の高等学校、大学予科等の1945年度入学試験には、文部省作成の共通問題が用いられた。北海道帝国大学は、学内に高等学校相当の「大学予科」を付設し、予科修了生徒が学部学生の多くを占めており、他人事ではなかった。
試験問題の実物は未見だが、受験雑誌に掲載された「昭和二十年度官立高校大学予科入学筆答試問問題」(『蛍雪時代』1945年3月号)から内容をうかがうことができる。
大問「其の一」には「極めて平易な問題」が35問並んでいた。(1)(2)は化学、(3)は「国史」とみなせるが、(4)は科目ばかりか正答も判然としない。他に大問が2つあり、「其の二」が作文、「其の三」が文章読解であった。
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北海道大学150年史編集ニュース第4号(2020年2月発行) をご覧ください。