全体事業

記念式典及び記念イベント

式典会場:札幌文化芸術劇場hitaru

創基150周年記念式典及び記念イベントの開催日時が決定しました。同窓生など大学関係者向けの記念式典に加え、小中高生など一般市民向けのイベントも実施します。最新の情報は、こちらのページで随時ご案内します。

記念式典及び記念イベント開催概要
日時:2026年9月26日(土)・27日(日)
会場:札幌文化芸術劇場hitaru/札幌文化芸術交流センターSCARTS
住所:北海道札幌市中央区北1条西1丁目 会場アクセスマップ
プログラム: 記念式典、記念イベント(博士課程学生による社会に還元される研究成果発表、子供向けワークショップ、最新の研究成果紹介パネル展示、記念写真展、学生課外活動展示や北海道大学交響楽団による記念コンサート、大学グッズ販売等)、記念祝賀会(別会場)

記念式典へのご出席について
・記念式典への招待者には、2026年5月GW明けから順次案内状を送付する予定です。
・卒業生を含む一般の皆さまについては、2026年6月中旬以降、本Webサイトから申し込みを受け付ける予定です。
・ただし、席数に限りがありますので、申し込み多数の場合には抽選等により入場を制限する場合があります。

古河講堂の改修・利活用事業

古河講堂の現状(建物全体に広がる腐朽とひび割れ)

本学は、1906(明治39)年に古河家から施設整備費の寄附を受け、教育設備が充実したことにより、前身の札幌農学校から大学に昇格した歴史があります。それらの施設の大半は解体撤去されましたが、唯一現存する古河講堂は国の登録有形文化財として保全されています。
本事業では寄贈当時の古河講堂を復元し、本学の強みを生かし、地域課題の解決に取り組むとともに人材養成も行う社会との「共創の場」を形成し、未来社会の創造に貢献します。

復元後の外観イメージ

人材育成事業「イノベーション・フロントランナー」の育成

【もっと学びたい、社会の最前線で活躍したい学生に特別な教育を提供】
新渡戸カレッジの精神を引き継いだ新たな教育プログラムがスタート。大学単独ではできない教育を企業のご支援を得て実施し、地域社会や世界をフィールドにしたアンビシャス教育を展開。未来社会の開拓者(イノベーション・フロントランナー)を育成します。

社会実装力を養成する3つの教育コース
○共創教育コース
学部・大学院等の枠を越え企業や自治体との協業により実社会で学ぶ。
○グローバル教育コース
海外留学への挑戦意欲を引き出し、海外生活へのリスクテイクを恐れないスキル教育を実施。
○アントレプレナーシップ教育コース
地域と世界に貢献するアントレプレナーシップを持った起業家やイノベーターを育成。

当該事業では、各コース履修の学生の活動に必要な、海外渡航費やフィールド調査費、学生同士の協働研究費などを支給し、学生の主体的な学びを支援します。

「こども本の森」事業

世界的建築家の安藤忠雄氏が自治体へ寄贈されている「こども本の森」について、本学構内に建築するとの提案をいただきました。「こども本の森」には、「こどもたちに多様な本を手に取ってもらい、無限の想像力や好奇心を育んでほしい」「自発的に本の中の言葉や感情、アイデアに触れ、世界には自分と違う人や暮らしがあることを知ってほしい」という安藤氏の想いが込められています。
この度本学は、安藤氏から「『ボーイズ・ビー・アンビシャス』という精神がある北海道大学はシンボリックな場所。日本だけではなく、世界に飛び立つこどもたちが一人でも出てくれれば」との想いを受け、2026年夏を目指し「(仮称)こども本の森」を開設します。
2023年11月には、本学、安藤忠雄建築研究所、札幌市の三者で基本合意書を締結しました。運営にあたっては札幌市と本学が協力し、こどもたちの心の豊かさ、創造力、好奇心を育み、成長の糧となる場として機能できるよう取り組みます。

バーチャルキャンパス事業

北海道大学の学生に向けてデジタル教育の環境整備を進めるとともに、広く社会に北海道大学の教育・研究の成果を知ってもらえる「場」として、VR技術を活用したバーチャルキャンパスをつくります。

バーチャル講義室

北海道大学総合博物館バーチャル展示

札幌農学校第二農場バーチャル展示

【学生に向けた教育での活用】
 ・Web経由でゼミや講義、研究会に参加できる
 ・解説動画や講義にアクセスして、より専門的な学習ができる
 ・解説員が案内するバーチャルツアーに参加できる

【学外の方々へ向けた魅力発信での活用】
 ・Web経由でいつでも・どこからでも大学キャンパスにアクセスして、キャンパスの雰囲気を楽しみながら、研究・展示コンテンツを体験できる
 ・実際のキャンパスでは非公開の部分をバーチャル空間で体験できる
 ・バーチャルキャンパス限定のイベントに参加できる
 ・総合博物館を訪問する前に事前学習ができる

―HU COMMONS META PLACE―
本事業において、WEBサイトHU COMMONS META PLACEが誕生しました。
北海道大学の学生に向けたデジタル教育の環境整備を進めるとともに、広く社会に北海道大学の教育・研究の成果を知ってもらえる「場」を目指します。
バーチャルキャンパス事業の一部はYouTubeにて体験いただけます。



北海道大学百五十年史刊行物編纂事業

本事業では、創基150周年に向けて「北海道大学百五十年史刊行物」として、以下の編集・刊行を行います。

  1. 「北海道大学百五十年史」
    通説編2巻、資料編4巻の計6巻で構成して、各巻700-800ページ程度の分量により北海道大学150年の歴史を網羅する内容を予定しています。
  2. 「写真集 北大150年」
    500枚程度の写真を編集し、北海道大学150年の沿革を紹介します。創基150周年式典の時期に合わせて刊行予定です。
  3. 学生向けブックレット「北大生と北大の歴史」(仮題)
    北海道大学の歴史に関する学生向け講義等でテキストとして使用することを念頭に作成し、2026年度から数年間学部入学生に配付することを想定しています。

これらはすべて、国立大学、アーカイヴズ関係機関、図書館、関係自治体等に配付します。1. に関しては、刊本のほかにデジタルデータをHUSCAP等においてweb公開することを、2. 3. に関しては、北海道大学出版会等から一般販売を行なう可能性を検討しています。

本事業は、「北海道大学150年史編集室」が中心に手がけております。詳しくはこちらをご覧ください(編集室ウェブサイトへ)。