
9月26日と27日、北海道大学創基150周年記念式典・イベントが札幌文化芸術劇場hitaruおよび札幌文化芸術交流センターSCARTSにて開催されました。これに合わせ、本学の戦略的国際パートナー校を含む4つの海外協定校の代表団が札幌に集い、歴史的な節目をともに祝いました。
参加したのは、米国のマサチューセッツ大学アマースト校、韓国のソウル大学校、オーストラリアのメルボルン大学、そして、ザンビア大学です。マサチューセッツ大学アマースト校の前身であるマサチューセッツ農科大学は、クラーク博士が第3代学長を務めたことで知られています。ソウル大学校は1998年以来、毎年、本学と学術シンポジウムを共催しており、メルボルン大学とは、人獣共通感染症やナノマテリアル分野における長年の共同研究を基盤に近年さらに連携を深めています。また、ザンビア大学は獣医学と感染症研究における研究・人材育成の重要なパートナーです。
26日の記念式典では、マサチューセッツ大学アマースト校のハビエル・レイエス学長が祝辞を述べました。さらに、同校と北海道大学が共同制作した記念映像「150年のつながり:北海道大学とUMass Amherst 」が初公開されました。両大学を結ぶ150年にわたる歴史的な絆と、両者に受け継がれてきた歴史と伝統を振り返りながら、今後のさらなる連携への期待が盛り込まれた映像が会場を盛り上げました。

同日夜に行われた祝賀会では、マサチューセッツ大学アマースト校のクランベリーステーションで生産されたクランベリーを使用したチーズタルトが振る舞われました。北海道を代表するお菓子メーカー「北海道コンフェクト㈱(きのとや)」の「札幌農学校 北海道チーズタルト」にクランベリーソースを入れた特別コラボレーションデザートです。さらに、4大学の代表者は、オール北大米でつくった日本酒「北の閃き」樽酒の鏡開きに参加し、本学の記念すべき節目を祝いました。


翌27日は、4大学の代表団が一堂に会したことを記念し、札幌キャンパスにある学術交流会館において国際シンポジウムを開催しました。シンポジウムでは、寳金清博総長をはじめ、マサチューセッツ大学アマースト校のレイエス学長、ソウル大学校のイ・学務担当理事、メルボルン大学のキャシディ研究担当理事、ザンビア大学のムヤ学長が講演を行いました。各講演者はそれぞれの大学の特色を紹介するとともに、本学との連携の歩みや発展の過程について振り返りました。
また、「AI for Education: Education for AI」をテーマとしたパネルディスカッションも実施されました。マサチューセッツ大学アマースト校のプロボスト兼学務担当上席理事であるファアド・アブド・エル=カリック教授らも議論に加わり、参加者とともに高等教育における人工知能(AI)の可能性と課題について意見を交わしました。
活発な議論を通じて、大学が直面する重要課題の一つであるAIと高等教育の関係について、多様な視点から理解を深める機会となりました。


ソフト&ウェットマター研究室への訪問


シンポジウムの後、札幌キャンパス・エルムの森で記念植樹が行われました。植樹された苗木は、札幌農学校第2期生である新渡戸稲造の妻・メアリーが札幌農学校を想い寄贈したというハルニレをもとに育成されたものです。植樹は、国際的なパートナーシップと学術交流のさらなる発展を願いながら、次の50年、そして150年先の未来に思いを馳せる機会となりました。
(Text and photos provided by the Office for International Collaborations)
【翻訳・再編:広報・社会連携本部 広報・コミュニケーション部門】
この記事の原文は英文です(https://www.global.hokudai.ac.jp/news/28056/)