9月16日(火)、札幌キャンパスが「地域における生物の多様性の増進のための活動の促進等に関する法律(地域生物多様性増進法)」に基づく自然共生サイトに認定されました。これを受けて、9月30日(火)に東京都千代田区にある砂防会館で執り行われた「令和7年度第1回自然共生サイト認定式」には、根本和宜サステイナビリティ推進機構特任教授、北岡真吾同機構特任准教授及び廣重勝彦東京オフィス副所長が出席し、自然共生サイト認定証及び認定記念楯が授与されました。


自然共生サイトは、ネイチャーポジティブの実現に向けた取組の一つとして、企業の森や里地里山、都市の緑地など「民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域」を環境省等が「自然共生サイト」として認定する制度で、令和5年度から開始されました。
令和7年4月には、ネイチャーポジティブに向けた民間等の活動を更に促進するため、自然共生サイトを法制化した「地域生物多様性増進法」が施行されました。同法に基づき、企業やNPO等が作成・実施する「増進活動実施計画」や、市町村が地域の多様な主体と連携して取りまとめる「連携増進活動実施計画」が、主務大臣(環境大臣、農林水産大臣及び国土交通大臣)により認定され、認定された計画の実施区域が、同法に基づく「自然共生サイト」となります。
本学は、これまで雨龍研究林と札幌キャンパスが自然共生サイトの認定を受け、OECM国際データベース(※)に登録されています。今回は、自然共生サイトの法制度化に伴い、法に基づく認定に移行する形で、札幌キャンパスの「増進活動実施計画」が認定され、その実施区域が自然共生サイトに認定されました。
※OECM … Other Effective area-based Conservation Measuresの略。国立公園などの保護地域以外で生物多様性保全に資する地域。
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