第143回 サイエンス・カフェ札幌「ゲノムのモヤモヤ切り取ると、~どこまでOK?ゲノム編集~」を開催します

2025年921
  • トークカフェ
  • 一般

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▼概要
「お米の値段、いつになったら落ち着くんだろう…」「また野菜が高くなってる…」スーパーに行くとため息交じりにそんなことを思ってしまう今日この頃。
気候変動による異常高温や干ばつ、病害虫の増加、その一方で生産者は減少しており農業を取り巻く環境はどんどん厳しくなっています。
そんななか、これからの農業を助ける大きな可能性を秘めているのが「ゲノム編集」です。暑さに強いイネ、病気に強い野菜、栄養が強化されたトマト。すでにいくつかの作物が登場していて、これからもっと身近になるかもしれません。
でも、「ゲノム編集」ってどういう技術?「遺伝子組み換え」とはどう違うの?それって安全?私たちはどのような条件であれば「ゲノム編集」を「OK」と感じるのでしょうか?そしてそれはなぜでしょうか?
今回のサイエンスカフェでは、まず専門家から新しい技術「ゲノム編集」のお話を聞いてから、「イネ」をテーマに題材にして参加者同士で「ゲノム編集」について話し合うワークショップを行います。正解を出すことが目的ではなく、自分がどう思うか、そして他の人がどう感じているかを知って深める時間です。
ふだんの生活の中で「科学」について考えることは、あまり多くないかもしれません。  でも、食べものや農業の話は、すごく身近でだいじなこと。
生活と科学のつながりを、ちょっとだけ立ち止まって見つめてみませんか?
知識がなくても大丈夫。気軽にふらっと立ち寄ってあなたの中にある“モヤモヤ”、一緒に少しだけ切りとってみましょう。

 【タイトル】ゲノムのモヤモヤ切り取ると、~どこまでOK?ゲノム編集~
 【日  時】2025年9月21日(日)15:00~16:30(開場:14:30)
 【場  所】紀伊國屋書店札幌本店 1F インナーガーデン
 (北海道札幌市中央区北5条西5-7 sapporo55 1F)
 【ゲ ス ト】平郡雄太(北海道大学大学院 農学研究院 助教)さん
 【聞 き 手】対話の場の創造実習受講生
 【参  加】事前申し込み不要、参加無料
 【主  催】北海道大学 CoSTEP

ゲスト:平郡雄太(北海道大学大学院 農学研究院 助教)さん
北海道大学大学院 農学研究院 基盤研究部門 応用生命科学分野 分子生物学研究室 助教.
1995年生まれ 東京都出身.2024年 北大農学院 博士後期課程修了.博士(農学).
専門は植物の遺伝子発現制御機構およびその応用.発現抑制配列をゲノム編集で改変することで特定のタンパク質の発現を増加させる技術によるストレス耐性植物の開発研究に従事.趣味はサイクリングとキャンプ.