馬上のクラーク博士像が北広島市に登場

2026-09-16

札幌農学校初代教頭であるW.S.クラーク博士の新しい銅像が北広島市内に完成し、9月12日(土)に除幕式が行われました。

銅像ができたのは、北広島市島松にある国定指定史跡旧島松駅逓所に隣接する敷地です。島松は、クラーク博士が学生たちに別れを告げた地といわれていて、馬に乗ったクラーク博士が「Be ambitious!」の名言を残し、そこから室蘭を経て函館へ向かったといいます。

新しい銅像は、当時の様子をモチーフに、馬上で帽子を高々と掲げるクラーク博士の姿が描かれていて、台座を含めると高さ5メートルほどあります。北大のOBなどで運営するNPO法人クラーク会により、北大創基150周年事業の応援事業として建立が進められました。

除幕式には、近隣の市町村や北大、在札幌米国領事館の関係者や寄附者など約300名が列席しました。北大からは、寳金清博総長が来賓として出席し、「クラーク博士が唱えた建学の精神は、今も北大に脈々と受け継がれており変わらない理念として我々を支えています。本学が創基150周年を迎える記念すべき年に、クラーク先生ゆかりの地である島松に馬上のクラーク像が建立されたことは感慨深く、クラーク博士の精神を次の世代に伝えていくシンボルとなると確信しています」と挨拶し、馬上のクラーク像建立へのお祝いを述べました。

式典には約300名が列席
挨拶する寳金総長

また、札幌農学校にゆかりのある人物の子孫の方々も駆けつけました。クラーク博士の玄孫(やしゃご)であるグランビル・クラーク・シーウェルさんが「素晴らしい銅像で感激しています」と話すと、続いて、札幌農学校一期生の大島正健さんの子孫で金澤大学教授の大島正伸さん、寒地稲作の祖と呼ばれる中山久蔵さんの子孫である中山徹さんが、銅像の完成や式典出席への思いを語りました。3人のスピーチ後、シーウェルさんが中山さんと大島さんの手を取り、高く掲げる一幕もありました。

手を取り合う大島さん(左)、シーウェルさん(中央)、中山さん

銅像の除幕は、10名の手で行われました。札幌交響楽団の演奏によるファンファーレの後、白い幕が引き下ろされ、馬上のクラーク博士像がお目見えしました。真っ青な空の下に現れたクラーク博士の姿に参加者が拍手を送ると、除幕を祝う花火の音が響き、北海道大学合唱団が札幌農学校校歌「永遠の幸」を歌い、花を添えました。

幕を外された馬上のクラーク博士像

最後は、北海道大学合唱団が北大恵迪寮の寮歌「都ぞ弥生」など3曲を合唱しました。学生たちの爽やかな歌声が秋晴れの会場に響き渡り、式典の閉幕を彩りました。

北海道大学合唱団による合唱


(文・撮影:広報・社会連携本部 広報・コミュニケーション部門)