2023年度の北海道大学大学院理学院専門科目及び大学院共通授業科目である「博物館コミュニケーション特論Ⅲ ミュージアムグッズの開発と評価」において、学生により4件のオリジナルのミュージアムグッズが企画開発されました。2024年5月以降、北海道大学総合博物館のミュージアムショップぽとろで順次販売が開始され、来館者から注目を集めています。学生の発想から生まれたミュージアムグッズを、ぜひショップでご覧ください。
北海道大学大学院理学院専門科目及び大学院共通授業科目である「博物館コミュニケーション特論Ⅲ ミュージアムグッズの開発と評価」(指導:湯浅万紀子・北野一平)では、毎年、様々な専攻の学生が総合博物館オリジナルのミュージアムグッズの企画開発にグループで取り組んでいます。この授業は、北海道大学の全人教育の一環として総合博物館が展開しているミュージアムマイスター認定コースに位置付けられており、学生がグッズ開発にグループで取り組むことによって、プロジェクトのマネジメント能力、コミュニケーション能力、問題解決能力、自己評価能力を身に付けることを目指しています。
【販売場所】
北海道大学総合博物館1階 ミュージアムショップぽとろ
札幌市北区北10条西8丁目(JR札幌駅北口より徒歩10分)
【営業時間】
10:00~17:00
※休館日:毎週月曜日、12月28日~1月4日(月曜日が祝日の場合はその翌日が休館、大学行事などで臨時開館・休館あり)
【各グッズ詳細】
※いずれの商品にも大学院生が執筆して研究者の監修を受けた解説書やメッセージカードが付されています。
1)北海道大学総合博物館オリジナルガチャ(価格:税込300円・500円)
・7種類のアクリルキーホルダー(デスモスチルス、ケナガマンモス、ハシボソミズナキドリ、北大式土器、おしょろ丸、カムイロケット、ニッポノサウルスがモチーフ)
・8種類のラバーバンド(博物館の英語名称や建物ロゴがデザインされたシックなカラーやポップな蛍光カラー)
・6種類のマグネット(館内の展示エリアである考古遺物の世界、生物標本の世界、古生物標本の世界、鉱物・岩石標本の世界、科学技術史資料の世界、ラウンジ・知の交差点の1場面を切り取った写真)
この3種類に加えて、2021年度の学生企画グッズでご好評をいただいた古生物と土器のシールをランダムにセットした再構成版の「発掘!ランダムシール」も新たにガチャのスタイルで販売しています。
ショップでは初めてのガチャを設置することで、何が出てくるか分からない購入の楽しみをプラスして演出したいと考案されました。
総合博物館のホームページ
「2024春 新・学生企画ミュージアムグッズ(1)販売開始
」
2)クリアブックマーカー(4連しおり)(価格:税込330円)
鉱物、ニッポノサウルス、チョウ、博物館のアインシュタインドームのレリーフをモチーフとした4 種類で1セットです。美しくカラフルなしおりは1種類ずつ切り離してシェアできます。クリアタイプ であるため、ブックマーカーとしてだけでなく、窓辺に飾るのもよいかもしれません。
「クリアブックマーカー」の解説は、「博物館探訪記」というエッセイ風な仕上がりで、しおりを手に探訪記を読みながら、展示室での時間を追体験できるようにという思いが込められています。
「2024初夏 新・学生企画ミュージアムグッズ(2) 販売開始」
3)北海道大学総合博物館の黒千石先生(おかき)(価格:税込1,080円)
北海道原種の極小粒大豆・黒千石を使用したサラダ風味のおかきです。学生企画グッズとし ては初めての食品で、おかきは京都の製造者によるものです。大学院生2名が商品名を考え、博物館の印象的な建物の壁面を飾るスクラッチタイルに注目してパッケージをデザインし、個包装のデザインも担当しました。
2024夏 新・学生企画ミュージアムグッズ(3)販売開始
4)ロール ハーバリウム(ペンケース)(価格:税込3,080円)
オオバナノエンレイソウの腊葉標本(さくようひょうほん)をモチーフとしたペンケースです。厚手の布地の色は、北海道大学のスクールカラーをイメージさせます。内側に2サイズのポケットが七つ付いたロール型で、紐でまとめられるためコンパクトに持ち運びができます。モチーフとなった標本は、博物館3階「生物標本の部屋」のオープン・ハーバリウムに配架されています。実際に観覧できる標本をモチーフにしているため、ペンケースを日常に使いながら、博物館での時間を思い出せるようにとの気持ちを込めて制作されました。
2024年8月 新・学生企画ミュージアムグッズ(4)販売開始
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北海道大学総合博物館ミュージアムマイスター認定コース